仮想データベースソフトウェア InfoUnityMONO v1.3 から拡張された機能

 

 

ログ機能 < v1.3から、より強化されました >

前バージョンではログに出力されなかったパラメータクエリの引数の値や、InfoUnity が接続元データソースに発行するSQLがログに出力されるようになりました。またログカテゴリを細分化することにより、用途に応じたログの取得が行えるようになったことに加え、ログファイルの出力先をユーザが指定することが可能となりました。
これにより、例えデータベースが分散・混在している場合でも特別な知識を必要とせずにログを一元管理することができるため、内部統制システムが要求する監査証跡の取得等に威力を発揮します。

<ログファイル例>

iu_log

 

1. <CONNECTION_INFO>
     InfoUnity に対するコネクションの情報
2. <ADAPTER_INFO>
     データソースとの接続に関する情報
3. <QUERY_INFO>/prepare:
     InfoUnity に対して発行されたSQL
4. <QUERY_TRANSFER>/execute to:
     データソースに対してInfoUnityが発行したSQLクエリの情報
5. <QUERY_PARAMETER>/parameter:
     同一のクエリIDでprepareされたパラメータクエリに渡されるパラメータの値

 

***開発支援ツール「InfoUnity Workbench」

InfoUnity Workbenchは、InfoUnity を使ったデータベースアプリケーション開発を行うための開発支援ツールです。
InfoUnity Workbenchを使用することにより、開発者は InfoUnity へ発行されるSQLを直接編集し、その結果やレスポンスを確認しながら効率的に開発を行うことが可能です。

iu_wb

 

<主な機能>
    ・ InfoUnityに対するSQLの発行、及びデータグリッドへの結果取得
    ・ 「;」で区切られたSQLの連続実行、および部分実行
    ・ サーバ情報の各アイテムからSELECT文を自動生成/実行
    ・ 記述したSQLのファイル保存および読込
    ・ トランザクションモードの切り替え(自動/手動コミット)
    ・ 複数ウィンドウを使ったSQLや実行結果の比較
    ・ データグリッド内での検索
    ・ InfoUnity MONO のサーバ情報(Entity、View及びカラム情報)の参照
    ・ SQL実行時のSQL応答時間、結果取得時間、処理時間を出力コンソールへ表示


SQLエンジンの強化
WHERE句による条件式のデータソースに対する分割委譲等の機能強化および最適化といったSQLエンジンの強化により、Viewに対するレスポンスの向上を実現しました。
また件数を指定したデータの取得を目的とし、LIMIT句を新たにサポートしました。


対応データソースの大幅な拡充
ODBCドライバオプションを使用することにより、標準で繋げられないデータソースに接続することができます。
メインフレームとの接続オプションもあり、
OS/390、z/OS、IMS/DB(参照のみ)、ADABAS、VSAM(参照のみ)といった、メインフレーム環境への接続にも対応しました。

 

その他の機能
■ リモートで設定・管理が可能
InfoUnity の管理ツールである InfoUnity Manager はリモートでの設定・管理が可能。仮想RDBMSとして動作する InfoUnity Server 上のユーザ/グループの設定やデータソースへの接続設定等、InfoUnity を利用するための必要な設定・管理をリモートで行うことができ、システム管理者の運用管理の手間を大幅に低減します。
■ Microsoft Accessを利用したレコードの更新が可能
InfoUnity は接続元データソースのカラムに設定されたキー属性(主キーや外部キーなど)を認識することができます。この機能により、Microsoft Accessのリンクテーブルを使用して InfoUnity 上でレコードの更新が可能となります。
■ Microsoft Excelから InfoUnity を簡単に利用可能
InfoUnity はMicrosoft Excelから InfoUnity に直接接続してデータを利用できるExcelアドイン、「 InfoUnity Viewer for Excel 」をオプションで提供しています。これによりユーザはRDBMSに関する特別な知識や新たなスキルを習得することなしに、日頃使い慣れたExcelから簡単にデータを利用することが可能となります。
またその他にも
■ カラムにおける型情報の精度、位取りに対応
■ ODBCドライバとInfoUnity MONO 間の通信の暗号化機能
■ 各アイテムをグループ化して管理できるフォルダ機能( InfoUnity Manager )
■ 用途に応じたインストーラの提供
■ 利用者からのユーザ・アカウントのパスワード変更が可能
などの機能を提供しています。